川崎製鐵西宮工場カワサキセイテツニシノミヤコウジョウ
上空より望む
西宮港の埋立地にある川崎製鐵西宮工場を上空から写しています。昭和10年に竣工した西宮港埋立地は、瀬戸内でよくみられる「朝凪」と呼ばれる海辺の無風現象から、朝凪町と名付けられました。
戦時中、航空機の増産に伴ってこれに使用される特殊鋼の需要も急増していきました。陸軍の要請に応え、川崎造船所(後の川崎重工業株式会社)は兵庫県より朝凪町14万3400?を買収し、昭和14年10月に工場を開設しました。その後も軍の要請に従い敷地内に次々と工場を増やし、昭和20年1月当時の従業員は動員学徒302名を含む2,717名だったということです。ただ、一部の建物は完成を見ないまま終戦を迎えました。昭和24年に本格的な工場再開を果たし、昭和30年代にステンレス専門の工場になりました。平成14年にJFEホールディングスが設立され、工場はJFEスチール株式会社東日本製鉄所西宮工場となっています。
DATA
資料番号 | 282040100000913 |
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制作年月日 | 1962年11月13日 |
作成年代 | 昭和30年代 |
地理情報 | (周辺地図) |
所蔵機関 | 総務課 |
更新日 | 2018年07月23日 |