荒木高子《砂の聖書》アラキタカコ スナノセイショ
荒木高子(1921-2004) 西宮市に生まれる。華道・未生流宗家の家業を継ぎ、家元代行を務める。1956年大阪で現代美術を専門に扱う白鳳画廊を開設、1960年まで経営を続けた。翌年渡米し、ニューヨーク・アート・スチューデンツ・リーグで彫刻を学び、帰国後は陶芸に取り組んだ。1965年から個展で黒陶を発表し女流陶芸に参加、陶にシルクスクリーンで印刷する方法を考案した。聖書シリーズには1978年から取り組み、1979年の3部作(黄金の聖書、砂の聖書、燃えつきた聖書)が第5回日本陶芸展で最優秀作品賞を受賞。陶で聖書を形作ることで深い精神性を表現した作品群は、日本のみならず海外でも高い評価を受けている。1981年西宮市民文化賞、1996年兵庫県文化賞を受賞。1996年当館にて「荒木高子展 いきざまを焼く」開催。
DATA
資料番号 | 28204 |
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作成者 | 荒木高子 |
制作年月日 | 1985年 |
資料の形状 | 高さ17.5×幅66.5×奥行き52.0cm |
所蔵機関 | 西宮市大谷記念美術館 |
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更新日 | 2018年12月03日 |