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武庫川線廃線跡ムコガワセンハイセンアト

洲先駅南側

武庫川線廃線跡
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阪神電鉄武庫川線は太平洋戦争中の昭和18年、現・高須町の川西航空機工場への物資輸送を主目的として建設が始まりました。物資不足でいっさいの新規投資が控えられる中、武庫川線は例外的な建設でした。特に緊急性の高い阪神電鉄武庫川駅-川西航空機工場間は、勤労奉仕の学生も動員し、わずか100日余りの突貫工事で昭和18年11月に開通させました。翌19年には武庫川駅から武庫川沿いを北に延長し、省線(JR)甲子園口駅を通り、西ノ宮駅に至る路線が建設されました。
武庫川団地前駅が開設される以前の終点・洲先駅から南を見ています。廃線跡は3本レールの「三線軌条式」になっています。これは車両幅の狭い省線(JR)貨物列車が車両幅の広い阪神電鉄に乗入れたためです。遠くには武庫川団地高層住宅が見えています。

DATA

資料番号282040100001025
制作年月日1980年10月
作成年代昭和50年代以降
地理情報  西宮市上田東町3(大きな地図)
所蔵機関総務課
更新日2018年11月28日