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省線西ノ宮駅ショウセンニシノミヤエキ

移転後の西ノ宮駅舎

省線西ノ宮駅
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上流から大量の土砂を運んでくるため、河床が高くなり、それに従って堤防が高くなりと、夙川は周囲の平地部よりも河床のほうが高い天井川となっている。このため西宮駅を発車した列車は夙川の鉄橋にかかるまで急勾配を上らなければならない。機関車が勾配を上りきれず駅までもどり、もう一度勢いをつけて上ったり、途中で止まったのを見て、駅員や荷役の作業員が後押しに駆け出すことがよくあった。
この状況を解消するため駅や線路のかさ上げをすることになる。高塚町から大谷町にかけて、稲荷山というなだらかな斜面地があったが、盛り土用にこの山を切り崩して運び出した。跡地は大きな谷となり、その後「大谷町」と称されるようになったという。
線路のかさ上げとともに駅舎も数メートル高くする必要があり、明治7年に開設された初代西ノ宮駅から西へ200メートルほど離れた現在の西宮駅の位置に、大正13年4月、木造平屋建の駅舎ができた。
写真は駅舎を南西側から見ている。駅舎の西側には人力車が待機している。

DATA

資料番号282040100001424
制作年月日1924年~1925年
作成年代明治・大正
地理情報  西宮市池田町11(大きな地図)
所蔵機関総務課
更新日2019年03月25日