【高精細】新改正摂津国名所旧跡細見大絵図シンカイセイセッツノクニメイショキュウセキサイケンオオエズ
天保7年(1836)に刊行された摂津国の地図。地名や地形だけでなく、和歌や物語に登場する名所、社寺・古城・墳塚といった旧跡が記号で図示されている。余白には、地図のタイトル、大坂高麗橋を起点とした陸路行程、大坂から西国への船路行程、摂津国の名産品、和歌などの付記がある。当時は、灘の酒・名塩紙・前の魚(御前沖で獲れる魚)・鳴尾西瓜が、現西宮市域の名産品として知られていたようだ。蔀関牛による「附言」には、旧版の「摂津大絵図」を改訂して刊行した経緯が記されている。出版者は、大坂書林の河内屋喜兵衛・河内屋儀助で、山田和助が版木を作成した。また、四か所に旧所有者のものと思われる黒印「炭久」が押されている。
DATA
資料番号 | 282040200000194 |
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作成者 | 蔀関牛 |
制作年月日 | 天保7年3月校正再刻 |
資料群名 | |
文化財指定 | |
資料の形状 | 木版、縦115cm×横131cm |
所蔵機関 | 郷土資料館 |
更新日 | 2019年07月31日 |