片鉾池カタホコイケ
夙川公民館建設前の風景
夙川公民館建設前の片鉾池を望んでいます。遠くにカトリック夙川教会の尖塔が見えています。
明治40年、香櫨園遊園地が現在の阪急電鉄夙川駅南西一帯に開設され、片鉾池には50メートルの高台から滑り降りて水しぶきをあげるウォーターシュートがありました。大正3年の香櫨園遊園地廃園後その跡地は閑静な住宅街となり、片鉾池畔には毎日新聞の記者であった「アララギ」派の歌人 中村憲吉が居を構えました。憲吉は「鉾池山荘」と名づけた池畔の家で第三歌集「しがらみ」を出版し、多くの秀歌を詠みました。「鉾池の 大松原は 息づくか 池いちめんに 花粉を敷きぬ」など多くの歌で片鉾池を登場させています。
参考文献 西宮メモ
DATA
資料番号 | 282040100000271 |
---|---|
制作年月日 | 1954年03月 |
作成年代 | 昭和20年代 |
地理情報 | 西宮市羽衣町1(大きな地図) |
所蔵機関 | 総務課 |
更新日 | 2017年05月19日 |