阪急電鉄甲東園駅前から関西学院大学の正門までつづく「学園花通り」。奥には関西学院の時計塔と甲山が見えています。関西学院のキャンパスは、昭和4年の神戸からの移転時に、W・M・ヴォーリズによって正門・中央芝生・時計台・甲山山頂、そして大空へ視線の動きを導くよう設計されました。さらに、土地を所有していた芝川家が正門から東へまっすぐ道路を延ばしたことで、キャンパスの外からも左右対称の見事な景観が生まれました。戦後、道路の両側に桜が植樹され、写真のように春には美しい桜並木を楽しむことができます。「学園花通り」の名称は、平成元年に西宮コミュニティ協会が市民から市内道路の名前を募集してつけられました。