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阪神国道(国道2号)建設工事ハンシンコクドウ(コクドウ2ゴウ)ケンセツコウジ

夙川から西方向 市民提供

阪神国道(国道2号)建設工事
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大阪と神戸に挟まれた阪神間は、明治から商工業や郊外住宅地として発展してきました。特に明治38年に阪神電鉄が開通すると、空気が綺麗で大阪や神戸にすぐ出られる西宮は、住宅地として人気となりました。ただ、阪神間をつなぐ主要な道路は現在の旧国道で、細く屈曲の多い道でした。その上、雨が降るとぬかるんで、お天気が続くと砂埃がたったということです。拡幅しようにも、道沿いには民家や店舗が軒を連ねていることから難しく、当時はまだ農地が広がっていた現在の国道2号あたりに新たな国道を通す計画がなされました。昭和元年12月25日、道幅の狭い旧国道に代わり、阪神間の東西幹線道路として幅員27mの阪神国道(国道2号)が開通しました。歩道はコンクリートブロックで舗装され、イチョウ並木が続きました。旧国道では阪神間の行き来に2時間から2時間半ほどかかっていたのが、国道2号の開通で40分ほどになり、経済的な効果も絶大でした。昭和2年7月には道の中央に路面電車の阪神国道電車が運転を開始しました。写真左から国道2号に向かって細い道が見えています。この道は中国街道の旧道で、現在も一部が残っています。

DATA

資料番号282040100003633
制作年月日1926年
作成年代昭和10年まで
地理情報  西宮市松下町8-1(大きな地図)
所蔵機関総務課
更新日2022年07月19日