夙川公園の桜シュクガワコウエンノサクラ
大井手橋を望む
夙川はその昔、豪雨のたびに氾濫し六甲山特有の砂質土壌を下流に流し続けていました。その治山治水対策として川沿いに多くの松を植え続けてきました。夙川の改修は明治年間より計画されていたものの、財政上の理由でなかなか緒につけませんでした。大正15年に都市計画法の適用をうけ、昭和7年に着工し、昭和12年に都市計画公園として整備されました。その財源の3割は沿道住民の「受益者負担金」と寄付金によってまかなわれています。市民が出資してつくった都市計画公園は全国でも例を見ません。
多くの松が生い茂る一大緑地帯であった夙川公園に、昭和24年に当時の辰馬夘一郎市長が桜の植樹を提唱し、今では桜の名所として親しまれています。
DATA
資料番号 | 282040100004226 |
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制作年月日 | 1974年 |
作成年代 | 昭和40年代 |
地理情報 | (周辺地図) |
所蔵機関 | 総務課 |
更新日 | 2023年03月31日 |